イントロダクション

松浦健志 監督最新作「夢の音」。

音楽監修は、これまで松浦作品の音楽を何度も担当してきたhoto-Dが担当。


どんな人にも、見る人をハッとさせるような輝く瞬間があります。

本作では音楽の中で輝きを放つ人たちを切り取ります。


主人公は不器用で人付き合いが苦手な二十歳の女の子・葵。

音楽とは無縁だった彼女はひょんな事からバンドのボーカルに抜擢され、音楽の世界に足を踏み入れる事になります。


従来の音楽映画の主人公といえば最初から音楽に対して情熱を持った人物に設定されています。

しかし、音楽に対して興味・関心がない人物が、音楽をやる事でしか自分の存在意義を見出せないとしたら…

これが本作の主人公に与えた設定です。


コンセプトは「音楽で繋がる絆」。

想いをうまく言葉にできない不器用な登場人物たちが音楽を通して心を通わせていくミュージックエンタテインメントムービーの誕生です。

ストーリー

人付き合いが苦手な二十歳の葵は、人との関わりを避け、昼食の時間を会社のトイレで過ごす。家に帰っては部屋に引きこもり、お酒を飲んで酔っ払う自堕落な生活に、姉・歩美から毎日のように怒られてばかりいるが、どうする事もできずにいる。

一方、人気沸騰中のバンド「東京カタルシス」は人気を支える絶対的ボーカリスト・夢乃が突然バンドを脱退する事になり、バンドの存続が危ぶまれていた。